投資の新しい方法?ソーシャルレンディングとは

こんばんは。ふじたまです。

突然ですが、ソーシャルレンディングが気になっています。
実践あるのみってことで登録してしまおうとも思いましたが、慎重になるべしという教訓を得たところなので……。

取りあえず、調べたことをまとめるだけにします。
(※2016年11月時点のものです。現状にそぐわない内容が含まれます。2017年9月27日追記。)


1.ソーシャルレンディングに興味を持った理由


きっかけは単純で、ネット広告でよく見かけるようになったことです。それによれば、

・利回りがすごく高い。(最大14.5%!)
・元本保証がない。
・比較的新しいサービス。
・配当は毎月分配されることが多い。

……というメリットがあるらしいです。
まあ、これだけ見るとかなり怪しさが際立つのでスルーしていたのですが。
最近日経新聞(16年10月29日朝刊)に「ソーシャル融資 活発に」という記事が載って、ソーシャルレンディングについて解説されてたんですよね。日経に載るくらいなら、そこまで怪しい商売ってわけでもないのかも? ということで、ちょっと興味が湧きました。


2.ソーシャルレンディングって何?


簡単に言うと、「お金が必要だけど銀行の融資を受けられない企業」に共同で出資するというもの、のようです。
流れとしてはざっくり↓のような感じ。




期間と利率については、案件ごとに結構差があるようです。
あと、出資先が個人という案件は今はないのだそうです。以前はmaneoというところが扱っていたようですが、トラブルがあり、今は事業者向けのもののみになっているとのこと。


3.ソーシャルレンディングのメリット


①配当が毎月分配されるが、それによって運用に悪影響が出ない。
②1万円から投資できるので、分散しやすい。(運営会社によって差がある。)
③株や投資信託と比べて、投資家(世間)の動きによる影響が出にくい。
④投資した後にやることがない。

①毎月分配
投資信託について本を読んだとき、「毎月分配型は望ましくない」という話があったんですよね。
分配金を出すと元手が減って、運用の効率が悪いということらしいです。

一方ソーシャルレンディングの場合は、あらかじめ「この時期までにこの金額が必要」という企業がいて、その相手に貸し出すべく出資します。なので、利息が返ってくるのが当然というか、むしろ定期的にお金が返ってくるほうが安心……ということでしょうかね。
収入の足しにするという意味では、メリットが大きそうです。

②分散しやすい
まあ、これについては一概にソーシャルレンディングの特徴とは言えないかもしれません。
投資信託だって、月500円とかでできるものもあるわけですし。逆に、ソーシャルレンディングの中でも10万円からというところもありますしね。

③予測がいらない

株について本を読んだ際に思ったのが、
「市場の動きを予測して値段が上がるところを選ぶとか……無理……!」
ということでした。プロでも予測外すくらいだそうですしね。
でも、ソーシャルレンディングなら権利の売り買いで価値が変わるなんてことはありません。最初に見込みの利率が提示されて、大体それに従って分配金がもらえるのだそうです。
他と比べると、安定してると言えるんじゃないでしょうか。

④投資した後やることがない
③とも絡んできますが、この後の展開を予測して、次の手を打って……とかをする必要がありません。
そもそも途中解約できないから、一度始めたらできることが何もないわけです。
簡単にできるって、それだけで魅力的です。


4.ソーシャルレンディングのデメリット


①元本保証がない。(貸し倒れになる可能性がある。)
②貸出先の情報を得られない。
③基本的に新しいものなので、実績が少ない。
④ソーシャルレンディングについて書かれた本など、客観的な情報を得られる手段が少ない。

①元本保証がない

これまで貯金しかしたことがないので、元本保証でないって結構怖いです。実績からすれば貸し倒れになることは滅多にないとは言え……。
取りあえずは、担保がしっかりしてそうな案件を選ぶのが対策でしょうか。

②貸出先の情報が得られない
法律上の問題らしいです。出資者が貸出先の情報を知ってしまうと、直接お金を貸しているのと同じ扱いになるのだとか。
で、無資格でお金を貸すのは貸金業法違反になる、と。めんどくさいんですね……。

そんな事情で情報が伏せられているので、貸出先に問題がないか?という判断は、運営会社に委ねるしかないんですね。
利用者(出資者)側が判断すべきは、運営会社が信頼できるかどうか?という点になるわけですが……。
この判断に、わたしは自信がないんですよね……。
(そして実際運営会社選びに大失敗するわけです。2017年9月27日追記。)
(その後多数の運営会社で問題が発覚しています。2019年3月9日追記。)

③新しいサービス

まあ、実績が積みあがっていたからと言って「それなら大丈夫だ!」ってことにもならないですが。
しかし、始まってから1年足らずのサービスについて、「これまでの貸し倒れはゼロ!」と謳われていても、記念すべき(?)第1回の貸し倒れ案件に自分が当たらないとも限らないよなあ……とか思っちゃいますよね。

④情報が少ない
知識がある人なら、会社の情報とか、いろんな書類やら何やらから客観的な判断ができるのかもしれないですが。私には難しいです。
判断材料になりそうなのは、ほぼネット上の口コミに限られます。が、現状「推薦する人も、危険だと言う人もいる」ってことくらいしか分かっていません。
まあ、書籍として出ていたとしても、そこから正しい判断を導けるかどうかは自分のリテラシー次第なわけですが……。


5.結論


メリットの方が大きい……ような気がします。どうなんでしょう?
「やってみたいな」という方向に傾いてはいるものの、失敗は怖いです。ぐらぐらしてます。
もうちょっと調べたら、始めるかもしれません。あくまで慎重に!

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