校正のお仕事3年目

こんばんは、ふじたまです。
またまた長らくブログを放置してしまいました。

その間に世の中が大変なことになっているわけですが、
ひとまずコロナ以前の変化についてまとめていきたいと思います。


1.変化があったこと

①社外とのやりとり
以前「校正のお仕事、続けてます」という記事で

社外とのやり取りなどが発生したらまたキャパオーバーになるのでは?」

という不安を書き留めていましたが、
最近になって、その「社外とのやり取り」をするようになりました。

と言っても連絡手段はほぼメール。
対面で話す機会は限りなくゼロです。
そういう事情もあって、心配していたような惨事にはなっていません。

ただ、これは「思ったより大丈夫だった!」というより、
上の方々がわたしのキャパに収まるよう仕事振ってくれてるんだと思います。
助かる……。


②周りのこと、立場のこと
相変わらず人の出入りは激しいのですが、
その中には「独立する」という選択をした人もいました。

校正の勉強を始めた当初は、わたしもフリーランスを考えてたんだったなあ……
と、ちょっと振り返ってみたりもしましたが、
当面わたしはこのまま働くつもりです。


2.コミュニケーションのこと


内部でのコミュニケーションに焦点を当てると
「意見を言う」ことが増えてきたな、と思います。


①こんなとき意見が必要に
他の人が書き込みを入れたゲラを読む場合、
先に読んだ人に対して、
「ここはこうした方が良いのでは?」
……というように意見することも必要になります。

場合によっては、文章の解釈に話が及ぶことも。

例えば、
「佐藤は田中は言った」という文章を「佐藤は田中”に”言った」と直す書き込みが入っていたとします。
でも、正しい文章は「佐藤”に”田中は言った」かもしれません。
さらには「佐藤は(そして)田中は(同時に)言った」という可能性もあって、
そうであれば、最初の文章に訂正すべき点は何もないということになります。

正解は前後の文脈次第、ということになるのですが、
解釈が分かれる文章というのは結構あるもので。

その合間に誤記(のように見える記述)が挟まってくると、
悩みどころになったりします。


②苦手なりに頑張る理由
「意見言ったり議論したりするのは怖い」
と思っているわたしですが、
①のようなことに関しては(自分にしては)頑張っています。
なぜなら間違った指摘が著者さんのもとに届くのはもっと怖いからです……。

あと、さほど頻繁ではないというのも頑張れてる理由かも。
長々と書いてきましたが、結局のところ基本は「1人で黙々」なのです。


③コミュ力?
いざ意見が必要になったときはがっつり構えて臨むのですが、
やっぱりスムーズな説明は難しいです。そして無駄に緊張します。

前職でのように叱られることはないものの、
内心イライラさせてしまっているのでは……と思うことも多々……。

「最低限のコミュ力でもできる」仕事だけれど、
それでもコミュ力は「あるに越したことはない」ものではあると思います。
その分で周りに負担をかけているということは、
やっぱり、心にとめておくようにしたいです。

1 件のコメント :

  1. 初めてコメントさせていただきます。西家と申します。
    今年の3月で教員を退職する予定で、どんな仕事が自分に向いているのか探す中で「校正・校閲」に興味を持ち、情報を探している中ふじたまさんのブログに出会いました。
    校正・校閲の仕事の内容をこのように具体的に書いている記事は初めてで、大変勉強になりました。年齢、女性、コミュ力への不安も似ていて勝手に親近感を抱いて読ませていただきました。
    お仕事がお忙しいと思いますが、ぜひまた更新していただければと願っています。
    私も、エディタースクールの通信を検討中なので、過去記事も大変参考になりました。
    普段コメントをすることはないのですが、感謝をお伝えしたくてコメントいたしました。
    これからもよろしくお願いします!

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