校正のお仕事、半年目②

こんばんは、ふじたまです。
引き続いて感想ですが、今度は仕事内容について。
……とはいえ、社外秘な情報が多いので、具体的に書けることって結構少ない……。ボカしにボカして書きます!


1.どんな仕事があるのか。


①引き合わせはほぼない
前回も書きましたが、原稿引き合わせの仕事はほぼありません。引き合わせの必要があるのって、もはや特殊な場合だけなんですよね。手書き原稿を手入力した時とか。
狭義での「校正」は、やっぱり消えてなくなる運命なのかも。

②ほぼ「校閲」
仕事の内容は、広義での校正、「校閲」と呼ばれるものが大半です。
誤字・脱字はもちろん、文法の間違いや、内容の矛盾なんかも指摘します。あと、間違ってなくても分かりにくい文章には疑問を呈したりも。結構やることが幅広いです。

③その他
その他には、ルビを入れたり、体裁を整えたりといった作業があります。


2.校正技能検定は役に立つ?


①そのまま使えるわけではない
エディタースクールで学ぶ「校正」って、ほぼ原稿引き合わせなんですよね。一方、今の仕事では素読み校正がほとんど。学んだ内容がそのまま仕事になっているというわけではありません。
さらに、書き込みのやり方についても会社によって独自のルールがあるようで、その点でもあまり役立っている感じがしません。

②基礎知識は身に付く
学んだ内容で役に立ったのは、基礎知識的な部分です。校正記号や用語については、入社後改めて説明を受ける必要が無かったので、スムーズでした。
あと、字体や常用漢字の知識も意外と有用です。私はその辺りを軽く見ていたので、もっと真面目に勉強しておけば良かったかな……と今になって思っています。

③就職には有利だった?
校正の仕事に就くのに、校正技能検定は必須というわけではありません。
結局、一番役立った実感があるのは採用段階かもしれません。「ちゃんと勉強してきた」ということで、校正の仕事を志望する本気度を示しやすかったのではないかと。面接などで色々アピールするのが苦手なので、その不足を埋める材料として役立ったように思います。


3.まとめ


校正の仕事は、とにかく文章を読み込むのが好きという人にはかなりおすすめです。その条件さえ満たしていれば多分、コミュ力に関係なく仕事ができます。
一方で、「読書はそこまで好きじゃない」という人にとっては相当な苦痛を伴いそう。向き・不向きが極端に出る仕事だと思います。

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